結縁灌頂とは
仏さまと自分が深き親子の契りを結ばせて頂き、一切の罪業は消滅し、生き甲斐に輝く 光の道を歩むようになれる。
結縁潅頂は密教最極の儀式であり、誰でも受けることが出来るものです。
この度は、金剛界の潅頂です。 この儀式は、まず阿闍梨より「三昧耶戒」を授かり、仏さまの世界をあらわす曼荼羅に向かって華を投ずることで、自分に縁の深い仏さまを自覚し、御縁を結び、真言を授かるものです。
〜結縁灌頂の入壇について〜
@自身の潅頂 〜ご自身で戒を授かり、潅頂の壇に入ります。〜
A身代わり潅頂 〜阿闍梨が身代わりとなって行います。〜
B祖霊灌頂 〜亡くなった方の追善のために阿闍梨が行います。〜
C神代潅頂 〜神さまにますます力を得ていただく潅頂です。〜
「結縁潅頂」入壇について〜
真言宗を開かれた 弘法大師の御霊迹を巡る、四国八十八ヶ所霊揚の修行でもおなじみの言葉
「同行二人(いつも大師と一緒にある)」にもあるように、「自分の守り本尊はお大師さま!」と心に思う。これは当然のことですが、それに加えて、曼荼羅(ほとけの世界)のなかで生きる私たち、大師と二人づれの、私の守り本尊がどなたであるのかをこの儀式によって證します。
潅頂を受けて縁を結ばれた自分の守り本尊さまに深く親しみ、
信の心を定め(入門)、阿闍梨の教えるところに従い、歓びと大きな楽しみの中で真剣に拝み込む(修行)うちに、知らぬ間に真実の心(仏の心)に導かれている自分に気づかされます(御霊験)。
縁無き衆生は度し難し・・・
仏さまはすべての命(衆生)を救おうとしているが、どのようにしても、仏、また仏の教えと縁を持つことのできないものは救うことが難しい・・
尊く、すばらしい法というものには、なかなか遇い難いことは確かですが、お大師さまが命をかけて唐の国より伝えて下さった潅頂の儀式を是非お受けいただき、感謝と希望に満ちた、生き甲斐のある、生活、報恩の道を、歩まれますように・・・・・
合 掌