急なお知らせとなりますが、
令和6年 4月30日 弘元寺にて結縁灌頂を行います。
昨年6月は2日間に渡り「金剛界」の結縁灌頂を行いました。
今回は「胎蔵界」の曼荼羅の仏様とご縁を結んで頂きます。
【結縁灌頂(胎蔵界)のご案内】
◯日時 4月30日(火)
◯時間 9時30分〜12時
◯場所 日切大師 弘元寺
※限定30名
(定員になり次第、締め切らさせて頂きます)
🌸結縁灌頂 入壇料 20,000円
🌸身代わり灌頂 10,000円
〇入壇を申し込みされる方は、
住所、氏名、連絡先、生年月日を
電話かメールでお知らせ下さい。
今回の結縁灌頂は胎蔵界なので、皆様のよく知っている観音様、如来様、明王様など、沢山の仏様の中から自分とご縁がある仏様と縁を結んで頂きます。
とても特別な儀式なので、体験した内容は家族であっても話してはならないものとなってます。
ご縁を結んで頂いた仏様が、
ご自身を守護し、導いてくださる仏様となります。
通常の結縁潅頂は大日如来様のみと結縁する形ですが、
弘元寺では本当に自分とご縁のある仏様を知っていただくため、特別なものとなります。
是非、この貴重な機会にあなたの仏様とご縁を結ばれてください。
※結縁灌頂は、何度も受けられても良い儀式です。
急遽、決まった事なのでご縁のある方だけのお知らせとなります。
※また どうしても病気で来れない方は「身代わり灌頂」ができます。
沢山の方が、仏様とのご縁が結ばれる事を願っております。
結縁灌頂とは
仏さまと自分が深き親子の契りを結ばせて頂き、一切の罪業は消滅し、生き甲斐に輝く 光の道を歩むようになれる。密教最極の儀式であり、誰でも受けることが出来るものです。
この度は、金剛界の潅頂です。 この儀式は、まず阿闍梨より「三昧耶戒(さんまやかい)」を授かり、仏さまの世界をあらわす曼荼羅に向かって華を投ずることで、自分に縁の深い仏さまを自覚し、御縁を結び、真言を授かるものです。
~結縁灌頂の言われ~
始めもなく終わりもない永遠の仏・大日如来は、この世界から次元を超えた世界で今も私たちのために仏法を説いていおられます。これによって宇宙は存在し、私たちを含め、あらゆる存在が生かされているのです。
あるとき、金剛手菩薩(こんごうしゅぼさつ)という仏が、大日如来さまの悟り「一切智智(いっさいちち)」とはどんなものでしょうかと質問しました。
そこで如来は瞑想に入って、その悟りの境地を宇宙いっぱいに描いてくださいました。
そこで菩薩のかたがたも同じように瞑想に入ってみました。すると、どうでしょう。如来の全身からあらゆる智慧のはたらきが、たくさんの仏や菩薩、神々の姿となって広がり、「曼荼羅」という形になってあらわれました。
そこにはあらゆる存在が平等に、かつ個性を輝かせ安住しています。何も欠けることがない、完全な、すべてが満ち足りた世界でした。歓喜した菩薩たちは大日如来さまにお願いをしました。
「このすばらしい曼荼羅というものを、すべての人々に見せてあげてください」と。
そこで大日如来さまをはじめ、一切の如来さまたちは、言葉だけによる説法ではなく、形をもった曼荼羅によって、すべての命を悟りの世界に導くことにした・・・
曼荼羅を見ただけでも、今までの悪い行いは浄化されます。
もしも曼荼羅に入ることができれば、ほとけの子として生まれ変わることができます。もう二度と悪い世界に生まれ変わることがありません。
この「曼荼羅」という一切衆生(すべての命)への最高の贈り物を、見て、そして直接その中に入って、余すことなく味わう最高に尊い機会・・・
それが「灌頂」なのです。
~結縁灌頂の入壇について~
結縁灌頂は何度でも受けて良いもので、受ける毎に仏さまとの縁は深まります。また、病気等で体が不自由にして、お寺に来られない方の代理で結縁潅頂を受けることもできます(身代わり潅頂)。
自身のご先祖さま等、思いを残されていたり、生前に手を合わせなかった霊魂の身代わりに結縁潅頂を受けることもでき、最高の供養ともなります(祖霊潅頂)。
真言宗を開かれた 弘法大師の御霊迹を巡る、四国八十八ヶ所霊揚の修行でもおなじみの言葉
「同行二人(どうぎょうににん/いつも大師と一緒にある)」にもあるように、「自分の守り本尊はお大師さま!」と心に思う。これは当然のことですが、それに加えて、曼荼羅(まんだら/ほとけの世界)のなかで生きる私たち、大師と二人づれの私の、守り本尊がどなたであるのかをこの儀式によって証します。
潅頂を受けて縁を結ばれた自分の守り本尊さまに深く親しみ、
信の心を定め(入門)、
阿闍梨の教えるところに従い、歓びと大きな楽しみの中で真剣に拝み込む(修行)うちに、
知らぬ間に真実の心(仏の心)に導かれている自分に気づかされます(御霊験/ごれいげん)。
縁無き衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)・・・
仏さまはすべての命(衆生)を救おうとしているが、どのようにしても、仏、また仏の教えと縁を持つことのできないものは救うことが難しい・・
尊く、すばらしい法というものには、なかなか遇い難いことは確かですが、お大師さまが命をかけて唐の国より伝えて下さった潅頂の儀式を是非お受けいただき、感謝と希望に満ちた、生き甲斐のある、生活、報恩の道を、歩まれますように・・・・・
合 掌