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「10月29日入佛記念法要99周年を迎えます」 | ||
入仏とは仏像をお寺に迎え入れて安置すること。 弘元寺は、寺院ではめずらしい弘法大師さまがご本尊となるお寺です。 また入仏以来、高野山奥院と同じように毎日欠かすことなく、お大師さまへ生身供が行われています。それも地域の方の手でお膳がお供えされ続けていることは他に例を見ない稀なものです。 「弘元寺のお大師さまは御利益がある」 と日々お参りが絶えず、 「こういったお寺は珍しい」 と年間多くの方がご相談に訪れられるのも、 寺の僧侶の祈りだけでなく、陰ながら沢山のお祈りがあってのこと。 今月は弘元寺のご本尊、尊像についてお話いたします。 お寺の御詠歌は 右大師 左は我と 合わす手に かたじけなくも ぬくもりのある 日を切りて すがれば叶う ありがたき 大師の救い 及ばざるなし あな嬉し 往くも帰るも とどまるも 我は大師と 二人連れなり 心を静めれば世界はいつでも美しく彩られるものですが、静かに手を合わすとはかくいうものかと教えられます。 日を決めて(切り)、一心に祈れば通達する、その陰に支えくださる大師の力の広大なこと、際限の無い仏の世界の慈悲を知ります。 自分に感謝の心が芽生えます。無心無我となった今、仏の誓いごとのままに修行されるお大師さまと一体である境地を見いだします。 尊像の由緒は京都の仁和寺よりいただいた尊像を修繕し安置しております。大正13 年(甲子、1924)旧暦8月20日、地域60軒の協力のもと奉迎。詳細すれば弘元寺開山の宥榮の時、師の石鎚山極楽寺中興、宥心大僧正が当時の仁和寺総長であった王至森寺の瀬川総長より高配を得、事の運びとなりました。つまり現仁和寺51世瀬川大秀門跡の御祖父に当たる方よりお話をいただき、勧請に至っております。 99年前というのは弘法大師さまの御誕生1150年を記念した年。この尊像は鎌倉時代の作と伝わりますが当時損傷激しく、ご誕生記念の年にこのようなことではいけない。修繕し、迎え入れる寺、御仁は無いかと経緯のあった由を聞き及びます。 修繕により古い時代を思わす姿は残念ながらありませんが、秘仏となった今、もし御縁に預かり拝顔叶えば、その眼光が目に焼き付きます。 来年、入仏百周年には御開帳となります。 また縁日旧暦を来年の新暦にいいかえれば、 令和6年9月22日(秋分の日/日曜)が節目の日となります。地域の皆さま、全国の信者さまと盛大なお祝いをしたいと考えております。 また例年の柴灯護摩は翌月27日となりますので約一ヶ月のお祝い期間となる予定です。 皆さま、一緒に次の百年が安寧となりますよう、お力添えの程を何卒よろしくお願い申し上げます。一緒にお祝いいたしましょう。 合掌 令和五年九月二十一日 《10 月 ご修行の案内》 1日(日)「滝修行」朝5時お寺出発 「水子供養・護摩」10時~ 3日(火)「毘沙門天」朝5時~ 4日(水)「三宝荒神供」20時~ 21日(土)「大師御縁日 護摩」10時~、20時~ 22日(日) ~28日(土)「一週間修行」朝5時~ 28日(土)「大祈祷会」19時~ 御加持を受けられます 29日(日)「入佛記念法要」9時半~14時 「柴燈大護摩供」「火渡り修行」 ※今年も修行期間だけの入山修行「七日行者」を受け入れます。学生・成人行者、子供行者、詳しくは別紙をご確認ください。 |
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令和5年9月21日 南無大師遍照金剛ありがとうございます。 |