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オキシトシンと祈りについて | ||
免疫力を上げる方法をご存知でしょうか。他人を思いやる行動、利他の心が免疫力を上げることは科学的にも証明されているところです。オキシトシンという物質ですね。 またお坊さんに若々しい人が多いのは、日々のお祈りのおかげとか、声に出してお経を唱えているからだとか言われます。 気温も下がり、乾燥する冬が訪れ、新型コロナの猛威が再び起こるなかで私たちはどのように過ごしたらよいのでしょう。今月は密教的な視点から考えてみます。 まず密教の一番の特色。「如来」と「すべての存在」と「私」が共にある祈りを行うこと。いきなり難しいことを言ってごめんなさい。でもこれが大事なんですね。分かりやすく言い換えれば、分け隔ての無い祈りを持つことです。これはコロナウィルスという生命(存在)にも仏の心を起こさせるよう、起きてもらえるように仏様と共に祈るようなものです。ウィルスさんにも社会と調和する存在になっていただけるよう祈るのです。 それにはまず自分の振り返りが大事です。年末ですし、今年の自分はどうであったか、時間を作り、ノートに記すなどして振り返ってみましょう。年始と年末の思いはどうか。変化があったか、成長はできたか。一ミリでも成長していれば、しっかり自分を褒めてあげませんか? 次に、これから言うことは考えられる余裕のある方だけで良いので振り返っていただきたいものですが、自分が他者の命を奪いながら、相手には自分を傷付けるな!と言うこと。これは正解でしょうか。 日々、私たちは他の命をいただかなければ生きていけません。まずは食事の言葉(祈り)から、日々の行動を気をつけましょう。感謝を習慣にすることが大切です。悪気が無くやっていることが正義ならば、ウィルスさんも悪気はなく、自己存在を守る行動でしかないのかもしれません。調和する心、大調和の精神を心がけましょう。祈りに込めていきましょう。 次に利他の行動は免疫力を上げる。これは祈りの構造とも一緒ですが、オキシトシンという神経伝達物質を生みだします。「幸せホルモン」と呼ばれたり、ストレス緩和や、学習能力の向上など様々な効果が確認されています。大切な人とのふれあいや、見つめ合うことも良いことです。誰かのお役に立つことは大切なことです。一度調べてみてください。 ただ、このオキシトシンは私たちにとてもよい効果を生みますが、身内びいきになる傾向もあるそうです。自分にとって大切な人だけ、また都合の良い人だけを大切にするのは、真の祈り、密教の悟りの境地ではありません。すべてが平等である境地に至るには、振り返り、修行が必要でしょう。まずはただ誰かの喜ぶ顔を見たくて、何か行動にしてみましょう。一緒に喜ぶことをしましょうね。それが自分を幸せにしていきます。 今日は冬至。1年の占いを行う日でもあります。去年は今年が大きな風の暴風に気をつける年と出ていましたが、流行り風邪とは思いもよらず。今年もこのような年でしたが、自分を成長させる年とできたならば大成功であるでしょう。良い年の瀬、新年をお迎えください。 令和二年十二月二十一日 《ご修行案内》 31日(大晦日) 「水行」 23時 正月元日 「鳴釜神事(鳴動護摩)」0時 「初参り祈祷」 9時30分~16時まで ※今年は30分毎に心経太鼓・金幣加持の祈祷をします ご家族、友人とよい時間にお詣り下さい。 10日(日)「箕島四国八十八ヶ所参り」8時~ 21日(木)「お大師さま御縁日。お護摩。」 ※密を避ける為、午前と夜に護摩を焚きます。 ①10時 ②20時 どちらかにお詣りください。 写経奉納。祈願護摩木。先祖供養塔婆。 2月2日(火)「節分祭」 星祭り(星供用)の申込はお早めに! 来年の節分は2日です。 春までは状況を見ながらお祈りをしたいと思います。 節分祭もどのように行うか随時お知らせいたします。 詳しくはホームページをご確認ください。 《皆でこの冬を安心、楽しく!乗り越えましょう! 》 新型コロナウィルス感染予防にご留意ください。 Facebookのオンラインライブからもお祈りを配信しますので、一緒に仏さまの心を深めましょう。 |
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令和2年12月21日 南無大師遍照金剛ありがとうございます。 |