過去の法話へ | ||
「雨も止む柴燈護摩に 茨城県小田」 | ||
「雨も止む柴燈護摩に 茨城県小田」 茨城県の法忍さんから柴燈護摩をするのでお手伝いをしてくださいと連絡があり、 寺の行者さん5人と共に車で12時間。弓・刀を持って参加してきました。 下の写真は当日の様子で、2メートルを越える大きな護摩壇はとても大きな煙を立ち上らせ、参拝者はみな圧倒されていた。 この護摩が良かったのは、地域住民の人々が望み、市の行事として行われたこと。市長から議員まで火渡り修行に参加された。そしてある方からは祖父の代、60年の悲願が今日達成されたのだというお話しも聞いた。霊感のある方からは沢山の武士が喜び踊りをされていた、多くの僧侶の方が手を合わされていたという声も聞いた。 いずれにしても長い時の流れを越えて、諸神、諸仏、諸霊の悲願であった柴燈護摩を盛大に行えたことに感慨深いものを感じました。また弘元寺で修行する行者にとっても尊い経験となり得ましたし、殊にこの功徳を今日お寺に参られた皆さまへ届けたく思っています。 刻々と過ぎる時間は人生。時間を自分の欲望だけに使うことは空しいもので、一人でも多くの方へ、為へと祈れること、修行ができること。計画を立て、準備をし、柴燈護摩が行えること。一分一秒を尊いと感じられる。あぁ有難いなという、喜びのこころが目を覚まします。 宝剣、法弓の作法では感嘆と歓声が起こりました。真剣な祈りは人を変え、魂を掬い取ります。 法忍さんと弘元寺行者の祈りを見た参詣者は皆口々に 「本当に、本物の柴燈護摩を見ました」とお礼を言われました。 町から市を、市から県を、県から国を良くしていく。そんな祈りを私はしましたと法忍さん。 その願いは神仏に通じ、雨だった天気も護摩の時間になれば美しい青空となっていました。 弘元寺の柴燈護摩も、お参りの皆さまの心願がただ叶うだけでない。 福山市も、広島も、国も、世の中が良くなっていく。 諸神諸仏の喜ばれる、そんなお祈りをしたいと思っています。 みんなでお祈りをしましょう! 日切大師弘元寺 令和元年十月廿一日 《ひとこと》 雑念を払えば雨は止む。 己の心中が雑念ばかりだと五月蠅くて聞いていられない。 心を静め、浄めて、向き合っていて気持ちの良い自分の心臓を作っていきましょう。 《 お祈り・行事案内》 22日(日)「弁才天護摩」朝5時 (同日、陛下即位正殿の儀) 26 日(土)「三宝荒神さま」20時 10月27日~11月2日まで「前修行」 毎朝5時~6時 何かを変えることのできる一週間になります。 そして朝のお参りは気持ち良く、己の体と心を浄め、 すべての命が幸いであるようにお祈りしましょう。 11月2日(土) 「大祈祷会」19時 ご祈祷を受けることができます。どうぞお誘い合わせのうえ、お参りください。 11月3日「柴燈大護摩供」 「柴燈大護摩供」 9時半より始まります。 詳しくはチラシをご覧ください。 「病気がよくなった。一命を取り止めました。今月もお大師さまのお陰を受けられた方が沢山いらっしゃいます。土曜日晩の大祈祷会はもの凄い迫力ですどうぞ足を運び、人生の幸いへと心を運びください。」 |
||
令和元年10月21日 南無大師遍照金剛ありがとうございます。 |