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「これを乗り越えないと道が開けないものがある」 | ||
こんなひどい目に遭わされるなんて…。 数年前、経営する会社に大変な事件が起きた。精神的な追い込みもあり、連れ合いは何度か命を絶とうかと思ったんだと口にした。人間はよくもこんなひどいことが出来るものだなと思ったのだったが、 それでもここ数年、特にお大師さまに守られているのだと実感することが増えた。助けていただいている。気付かせていただいている。お大師さまがいなかったら、自分は今いないかもしれない。そう感じるのだと。また、 「これを乗り越えないと道が開けないと思った。そう思って。ここまでどうにかやりました…」。 その言葉が印象的であった。 人はかならず乗り越えなければならない人生の壁や課題があるのだと。 生まれ変わり、生まれ変わりしながら、どこかで必ず自分に課せられた問題を解かなければならない。後回しにしても、いつかやらなければならないものがある。どんなに辛くても。 私は解決できない問題をこの世に選び持って来ていない。 神さま仏さまも私にできない問題を与えなどしない。そういう気持ちでやるのだと。 仏さまの道理からみると、 今起きることは全部、自分が過去世や以前にまいた種でしかない。 悲観的にみれば罰のようにも感じるが積極的にみれば自分の魂をまた一つレベルアップさせるための機会を得たのだと確信できる。自分は成長したいのです。 人間は、「考える→言う→行動になる→習慣になるを円のように繰り返します」。つまり、 「悪くものごとを考える→悪く口にする→悪く口にしたような行動(習慣)になる→悪く考える→…」と、 一つ悪循環のきっかけを作ると途端に負の渦に飲み込まれてしまう。 だから小さなことこそ大切にするべきで、 「丁寧に考える。丁寧に行う。」を習慣づけておくと良いのです。 人には得意なこと、苦手なことがありますから、得意なことをそれぞれが協力してやるのが良いです。ただ面倒くさいことが苦手だという人の中には、まだメリット(価値・利点)を見い出せていないだけで知らない、気付けていないという場合もあります。 その日暮らしも良いですが、若いうちは心得て、見つめる力をしっかり身につけましょう。 お祈り(瞑想)を毎日習慣つけると自分の小さな変化にも気付けるようになります。 自分はこんなことに怒るんだな・傷つくんだな・喜ぶんだな…。 自分のことなのに案外、人間は自分の等身大を知らない。理解していないものです。 ましてや自分の魂、正体、「いのち」の姿や大きさも把握できていないものです。 毎日毎日、学校・仕事・家事が同じことの繰り返しと思いがちですが、 まったく同じ日など一日だってありはしません。 自分を日々大切に、繊細、丁寧に向き合うほど、 さまざまな問題の根本原因や解決法が明るくなってきます。 自分の身心は一瞬一瞬変化している(違う)のだから、辛いこともずっと続きません。 いつか晴れる。 乗り越えられる。 だってあなたは お大師さまに守られているのですから。 日切大師弘元寺 平成三十一年五月廿一日 《 五、六月 お祈り・行事案内》 26日(日)「大黒天」 ※24時から 時間に注意ください 30日(木)「弁才天護摩」20時 6月1日(土)「弁才天護摩」20時 2日(日)「水子さま/地蔵護摩」10時 3日(月)「毘沙門天」 朝5時半 21日「大師縁日の護摩」 20時 写経奉納・月参り日 23日(日)「三宝荒神」20時 28日 伝法潅頂 ※非公開 新阿闍梨 お披露目 29日 ※朝7時です。 29、30日「結縁潅頂(けちえんかんじょう)」詳しくは案内をご覧ください 次回は5年後以降を予定しています 《 お知らせ 》 ☆5月27日(月) 千田町 神宮寺にて「焼八千枚護摩」が修行されます。 朝7時頃から午後3時頃まで。 ☆6月末「結縁潅頂」は 本当の私を知るきっかけになります。 幻の料理をいくら説明されても、食べてみないと味が分かりません。 【仏さまの穏やかなこころ、救いの光を一人でも多くの方に。 尊いご縁として結んでいただきたいと思っています】 ☆7月 「石鎚山登拝」は延期です。 去年は雨の影響から延期されました。またご案内いたします。 《今月のひとこと》 心配するの本質は「心を配る」。 心配は自分のためよりも他人のために使うもの。 |
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令和元年5月21日 南無大師遍照金剛ありがとうございます。 |