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結縁潅頂けちえんかんじょうとは


仏様と自分が深き親子の契りを結ばせていただければ
一切の罪業は消滅し、生き甲斐に輝く
光の道を歩むようになれるものです。

結縁潅頂は密教最極の儀式であり、
どなたでも誰でも受けることが出来るものです。

この度の平成29年は、金剛界マンダラと大悲胎蔵マンダラの潅頂です。
この儀式では、まず阿闍梨より「三昧耶戒」というものを授かります。
そして次に、いよいよ仏さまの世界に入り、
マンダラに向かって華を投ずることで、
自分に縁の深い仏さまに出逢い、それを自覚し、
ご縁(仏さまとの良縁)を正しく結び、
その御真言を授かるものです



 江戸時代にあった結縁潅頂のおはなし
  ちょっと紹介


「浄厳和尚
じょうごんわじょう(1639〜1702)」と
「蓮体和尚
れんたいわじょう(1663〜1726)」の結縁潅頂

このお二人、真言宗においては言わずと知れた名僧、師弟関係である。

 今日は江戸時代、世間一般の世に『結縁潅頂けちえんかんじょう』を広められたお話をしよう。元禄6(1693)年、この二人は三万九千六百二十三人もの受者を連日連夜かけて潅頂に入壇、結縁させた記録が残っている。

 蓮体和尚はこのように言われた。

世に暮らす人、もし結縁灌頂ありと聞いたならば、たとえ400q、
800q離れていてもそこに行き尋ねては入壇にゅうだんするべきである

>入壇…結縁潅頂は曼荼羅に直接入る儀式。その中に入ることをいう。400qという表現は百里(一里、約3.9qから。また一つの里、村の単位の距離)

さまざまなお経にも書かれているが、マンダラを2度拝する功徳すら計り知れない(無量無辺)と言われる。ならばマンダラの世界に直接入るという結縁潅頂の功徳は なおすぐれているものだ。

この結縁には、地獄・餓鬼・畜生といった悪い世界に行かない、積んだ悪い罪障も消滅する、災いは除かれ楽を得る、速やかに成仏するなどの利益がある。

また仏の御真言を授かる功徳は計り知れない。ただしこれは、正しくは潅頂を受けてから、師より真言を授かり持たなければ意味がないのである。よってすべからく皆は結縁潅頂に入壇するべきである、と。


結縁灌頂に関する因縁説話

・天和3(1683)年。伊予国のある人は病死して地獄に堕ちたが、浄厳和尚建立の結縁灌頂に入壇していた功徳によって蘇生し、寿命増長した。

・元禄8(乙亥、1695)。入壇の志を果たさず急死した武士に代わり、友が名代(身代わり)として入壇した功徳により、急死の武士が成仏できた。

・入壇の志を果たさず死去した人が、子どもの夢枕に立って名代入壇を依頼した。名代入壇の功徳によって死者は往生できるのである。


 結縁潅頂の功徳は計り知れない。
 その功徳は体験して知っていただくしかない。


入壇料は目安です。布施は心と財力にしたがって本来行うものです。
さまざまな理由で結縁潅頂に入壇したいけれどと躊躇なさっていらっしゃる方、仏さまに信心のある方はどなたでもご自由にまず電話で相談ください。




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