過去の法話へ
 「今の私のレベルにとって
  ちょうど良いタイミングで物事は起きるようにしたい」
 
 2年前の6月法話を見ると「精神統一」。
心の有様が大切、
散乱する心を整えることが大切ですよと書いていました。
精神統一の必要性は、
心の有様が自己の現実を引き寄せているからです。

「自分のレベルが上がってくると、それに見合った人がやっぱり現れて来て、
ウォー(世の中やっぱり凄いな!)ってなってくるもんなんだ。」
私を指して、最近このような事を言ってくれる友人に出会いました。
この青年は凄いなと思ったその人から言われた言葉なので謙遜(けんそん)しましたが、
ともかくこの道理、確かにあるなと思う出来事がよくあるものです。

方丈(ほうじょう)(住職)さんもよく言われます。
「同じレベルにいるから頭と頭がゴッツンコする。出会うわけです。
(魂の質が)似た者同士だから夫婦になるわけです。」

「(物事は)あたかも偶然を装(よそお)って起きますが、
偶然ではなく必然で、
縁と縁をもって自分が引き寄せているものなのです。」

誠にそのように思います。
また、前世からの続きでやっていること、
前世の続きとして人と出会うこと、これもよく多いと感じます。


 世の中、偶然を装いながらその人に大切なものを
本当に大切な瞬間に、それを引き寄せる、頂けるようになっている。

意識の高い者には尚更そのような事が言える。
たとえそれが実に苦難なものであっても、その苦難は表面上に現れたただの一面のことであって、
その奧に潜(ひそ)む意義は誠に深いものです。

意識の高い者はそこに気づく。
しかし、すべてを悲観的に見て生きる者はその道理に気づかず、
表面上の苦難だけに目をやっては、
ただ徒(いたずら)に苦しみの海を泳ぎ続けてしまうものです。

「自己の意識レベル」というのは大切なものです。
そのちょっとした違いによって、今日にはちょっとした違いとなり、
十年後には大きな違いとなって現れてきます。

また、深い、真の気付きはすべてを変えます。

今日この瞬間だけでも、よい意識を持ちましょう。
よい意識に転換できないという問題がある方へ。
その根本原因を上げれば、それはあなたの「執着心」が問題といえます。
しかしこれは、少ーしずつ自分で解決していけるものです。
自分で変わっていけます。

もう一つは「道理を知らない」というのも現状を打開できない問題となります。
仏教ではそれを愚痴(ぐち)といいます。
己を苦しめる三大原因、三毒煩悩「貪(とん)瞋(じん)痴(ち)」の3つ目です。

身勝手な者はこの道理を知ることはできません。
人は共生(きょうせい)の中にありますから、
自分は偉い、他は愚かだと思っている者にはこの理(ことわり)は分からないでしょう。

前世からの続きとしてやっている者は前世の記憶から、
人から習わなくとも、ある目覚めによって自然の道理を思い出すことがありますが、
執着心や貪瞋痴の煩悩によってなかなか気づけないのが私たちです。

また、ちょうど良い時節というのがあって、
例えば包丁は便利ですが、三才の子どもが持ったらとっても危険です。
時には堪え忍び、自分の与えられた目の前のことをただ一所懸命に、
時節到来の日まで精進すること、徳積(とくづみ)をすることはとっても大切です。


 必ず自分のレベルに見合った人が現れてくるのがこの世の理です。
学び合い、生かし合いのエネルギーを
 全身から、口から、心から、あふれ出していきましょう。

生かし合う気持ちが!
必ず 自分を生かしてくれる人を 引き寄せますから!!



※石鎚大権現さまの両脇に立たれる二体の権現さまが
今月末、石鎚山麓の、本山 極楽寺に迎えられます。

 7月27日(日)
弘元寺から石鎚山修行にバスで行きますので、
是非とも皆で 権現さまにお会いしに行きましょう!

 申し込み申し込みはお早めに!!

   平成26年6月21日 南無大師遍照金剛ありがとうございます。     


トップページへ

戻る